第18回 脳の不思議を考える
皆さんこんにちは。5月になって、暑い日が続きましたね。今からこんなだと、夏にはどうなってしまうことやら。これも、地球温暖化の影響でしょうか。
さて、「なめとこ山通信」ですが、毎度ネタ切れで苦労しています。(最近めっきり山にも登っていないしなぁ・・・。)そこで今回は、‥自分に起こった出来事を、恥も外聞もなくつらつらと書き綴ってみます。
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発端はもう7年前の、2002年の正月のことです。その時、私は初めて6000mを越える山を目指し、南米アルゼンチンのアコンカグア山に登りに行きました。しかし、5500m辺りのキャンプ地で高山病のような症状にかかり、そのまま下山し現地の病院に入院、その後帰国という敗退を経験しました。しかしそれで終わりではなく、手足の痺れと頭痛は帰国後も続き、とうとう我慢できなくなって病院に行くと、検査後即入院、そして(開頭)手術ということになってしまったのでした。そもそも大手術となったのは、病状の原因がはっきり掴めなかったからなのですが、手術に当たっては担当の医師から、術後にてんかんの発作が起きることもあるというインフォームド・コンセントが行われました。結局、手術によってゴルフボール大の血の塊が取り除かれ、術後には「脳皮質静脈血栓症による出血性梗塞」という診断が下されました。
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小川洋子さんの小説に『博士の愛した数式』(新潮文庫)というのがありますが、皆さんはご存知ですか。(映画にもなっています。)そこには、記憶が80分しかもたないという博士が登場します。そんな病気が本当にあるのだろうかとか、色々なことに思いを巡らせると、やはり、記憶って何だろうかという命題に行き着くのです。自分の場合は、記憶をなくすような病気ではありませんが、脳の働きや記憶の仕組みが、不思議に思えて仕方がありません。
健康な時、私はその大切なことに気づきもせずに、色々と無茶なことをしてきました。最初のアコンカグア登山に関しては、よく生きて帰ってこられたなぁという思いもします。・・・・健康でいられるということは、とても素敵なことですね。病気を抱えていたり、障害を持っていても、大きな意味で健康であること、それが自分にも、そして周りの人にも、幸せを運ぶものなのでしょうね。
