POEM 会報60号



あの頃台所事情

    子どもの頃目覚め前音がする
    カチャカチャうるさく ちょっときれい
    玄関前に置かれる牛乳・ヨーグルト・パンピー

    時にやってくる御用聞き
    今日のお得品はと聞きながら
    刺身・切り身など注文する母

    昼時は近所の店にお買い物
    「冷やし中華はじめた!」と季節商品
    わら半紙にくるまれる打ち立ての生麺

    寒くなるとおでんが食べたいね
    毎日やってくる屋台のおじちゃんとおばちゃん
    でもくるのは いつも決まって午後1時

    些細なお買い物は物心ついた妹
    頼まれたモノがなくハシゴした幼子
    帰りを案じ母は真っ青 GPSあればよかったね!
    日常生活は時間をかければ自力でできてもポエムカット60-3.jpg

    床に伏せたおじいちゃんはコーヒー大好き
    母は水筒抱え喫茶店を巡ったとか
    テイクアウトの欠けらさえないあの頃